• 公開日:2018.05.18

コラーゲンにはどんな種類があるの?その特徴と効果の違いを検証!

コラーゲンにはどんな種類があるの?その特徴と効果の違いを検証!

美容や健康に高い効果を発揮する成分として、注目されているコラーゲンですが、その原料や加工状態によっていくつかの種類に分けられています。

ここでは、それらの種類とその効果をまとめました。

主なコラーゲンは「動物性コラーゲン」と「海洋性コラーゲン」の2種類

コラーゲンは原料によって「動物性コラーゲン」と「海洋性コラーゲン」の大きく2種類に分けられます。動物性コラーゲンは、牛、豚など主に哺乳類を原料としたコラーゲンで、人間のコラーゲンに近い構造をもっています。

これに対して、海洋性コラーゲンは、魚の皮やウロコを原料としており、アミノ酸に分解されやすいという特徴をもっています。パウダーやドリンク、サプリなどさまざまコラーゲン商品が販売されていますが、これらはすべてこの2種類のコラーゲンを加工して作られたものです。

それぞれのコラーゲンのもつ特徴や効果をもう少し詳しく見ていきます。

動物性コラーゲンの特徴

動物性コラーゲンの特徴

動物性コラーゲンは牛や豚、鶏などから抽出されるもので、最も一般的なコラーゲンです。

豚足や牛すじ、鶏皮などに含まれていることは有名ですね。動物性であるがゆえの特徴として、食材としておいしく摂取できるというメリットがある反面、においが気になるなどのデメリットもあります。

動物性コラーゲンの主なメリットとデメリットは以下のとおりです。

動物性コラーゲンのメリット

  • 熱に強く加工しやすい
  •  安価で購入できる
  • 食材として摂取しやすい

動物性コラーゲンの最大のメリットは熱に非常に強いという点です。

耐熱性に優れているため加工しやすく、さまざまなものに広く加工することができるので、その加工のしやすさが値段の安さにもつながっています。

また原材料となる動物も多く、牛や豚、鶏の皮、骨や軟骨などさまざまな部分からたくさん抽出できるのも利用しやすい点です。

動物性コラーゲンのデメリット

  • においが強い
  • 消化、吸収されにくい
  •  脂肪分を含むものが多く高カロリーになる
  • アレルギーが出る可能性がある

動物性コラーゲンは純度をアップさせるほど、においが強くなるという特徴があります。

また、海洋性コラーゲンに比べて分子が大きいため、吸収率が低くなるというのも大きなデメリットのひとつです。

さらに多くのアレルギーは動物性たんぱく質が原因となるため、アレルギーを引き起こす可能性も高くなります。

海洋性コラーゲンの特徴

海洋性コラーゲンの特徴

海洋性コラーゲンは、魚の皮やウロコから抽出されるもので、低分子であるため体内に吸収されやすいという特徴があります。そのため、最近のサプリメントの原料の多くが海洋性コラーゲンになっています。

「マリンコラーゲン」や「フィッシュコラーゲン」と呼ばれることもありますが、基本的には同じ海洋性コラーゲンのことを指しています。

海洋性コラーゲンのメリット

  •  分子が小さく消化吸収されやすい
  • 安全性が高い
  • アレルギーが出にくい
  •  低カロリー

コラーゲンは一定温度を越えると分解しはじめ、アミノ酸が結合した状態となるペプチドという状態に変化することでより体内への吸収率が高まります。

海洋性コラーゲンはその融解温度が約9度~12度と低いため、いち早くペプチド化して体内に吸収されるという点で非常に効率がよいコラーゲンであるといえるのです。

また、鳥インフルエンザや狂牛病などの問題があるため、動物性コラーゲンの摂取を不安に感じている人にとって、海洋性コラーゲンならそのような心配がなく安心して摂取することができます。

さらに、動物性コラーゲンに比べて脂肪分も少ないため低カロリーでダイエット中の人でも安心して摂取できるのです。

海洋性コラーゲンのデメリット

  • においが気になる場合がある
  •  高価なものもある

海洋性コラーゲンは魚を原料としたコラーゲンであるため、動物性コラーゲン同様、においが全くしないというわけではありません。

また原料や加工方法によっては高価になる場合もあるので、自分のお財布と相談しながら賢く選ぶ必要があります。

その他のコラーゲン

植物性コラーゲン

コラーゲンは動物にしかなく、実は植物由来のコラーゲンというものは存在しません。

これは植物の細胞をつなぎとめる「セルロース(食物繊維)」の働きがコラーゲンに似ていることから「植物性コラーゲン」と呼ばれるようになったもので、この成分は人参や大豆、アーモンドなどに多く含まれています。

その中でも代表的な人参由来の成分には、「ヒドロキシプリン」というアミノ酸が含まれており、コラーゲン繊維の結束を強化するという働きがあります。

細胞同士の結びつきを強めることで、細胞の弾力、強度がアップさせるという効果が期待できるのです。

加水分解コラーゲン

魚や牛、豚の皮に大量に含まれるコラーゲンはそのままでは分子が大きく細胞の深層部まで浸透させられません。

そこで加水分解という方法で、低分子化し、体内で吸収しやすくしたのが、「加水分解コラーゲン」であり、「コラーゲンペプチド」「低分子コラーゲン」などとも呼ばれています。

人間の体内に存在するコラーゲンの種類と役割

人間の体内に存在するコラーゲンの種類と役割

コラーゲンはたんぱく質の一種であり、人間の体内にある総タンパク質の30%もの割合を占めています。

人間が活動し生命を維持するために、コラーゲンは必要不可欠な成分であるといえるのです。

体内のコラーゲンには、主に細胞と細胞を結束させるということ、さらに水分を保持して、各所の潤いを保つこと、という2つの大きな役割があります。このように人間の体内において重要な役割を持つコラーゲンですが、年齢とともに減少してしまうという性質があり、そのため食事などで外から補っていく必要があるのです。

現在、人間の体内には30種類のコラーゲンが確認されており、これらはアミノ酸の組成の違いによって19種類の型に分類されています。中でも人間の健康を考えるうえで特に重要なのが、Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型の3種類です。

Ⅰ型・・・私たち人間の体に最も多く存在しているコラーゲンで、特に皮膚や骨、腱という部分に多い

Ⅱ型・・・関節の軟骨部位や、筋肉、血管、眼球、角膜などに存在し、不足すると関節炎などになりやすい

Ⅲ型・・・臓器や、血管の壁などに多く存在し、子宮の柔軟性を保つという働きもある

Ⅰ型コラーゲン

Ⅰ型コラーゲンは皮膚や骨、腱などに多く存在している成分で、特徴としては、強度が非常に強く、硬い繊維状のコラーゲンだといえます。

とりわけ肌の奥にある真皮という部分においてはⅠ型コラーゲンの割合が非常に高く、皮膚全体の90%以上を占めています。

肌の真皮内にある1型コラーゲンは、真皮内に網目状に存在し、肌の弾力維持に貢献しており、肌内にあるⅠ型コラーゲンによって、ハリや弾力、潤いのある肌を実現しているのです。

また、骨の形成にはカルシウムとリンが必要ですが、このカルシウムとリンを結合させているのがⅠ型コラーゲンです。

Ⅰ型コラーゲンが持つ固さや強度、柔軟性や結合力があるからこそ、軟骨や腱が本来の役割を果たすことができるように形成されているのだといえます。

Ⅱ型コラーゲン

Ⅱ型コラーゲンは、関節の軟骨部位や、筋肉、血管、眼球、角膜などに存在しており、組織を作るのに欠かせない成分です。

関節炎やドライアイへの対策として、Ⅱ型コラーゲンを十分に補うことが効果的であるとされています。

Ⅲ型コラーゲン

Ⅲ型コラーゲンは、臓器や、血管の壁などに多く存在します。

また、子宮の柔軟性を保っており、胎児の皮膚の大半はⅢ型コラーゲンで構成されているのです。

まさに、女性の体にかかわりのあるコラーゲンですので、積極的に取り入れるようにしましょう。

アンチエイジングにはⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲン

年齢により衰えてしまった肌を若返らせたい、そんな思いをもつ女性は多いことでしょう。

そんなときは、Ⅰ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンを摂取することで、肌の弾力性や保湿力をアップすることができます。アンチエイジング効果を求めてコラーゲン商品を購入する際には、これらのコラーゲンが配合されているかどうかをチェックしてみてください。

また、アスリートにおすすめなのがⅡ型コラーゲンです。関節を柔軟にする効果が期待できるからです。実際にアスリート向けコラーゲン商品として発売されているものの多くに、Ⅱ型コラーゲンが配合されています。

まとめ

コラーゲンと一口に言っても、多くの種類があり幅広い選択肢があることがおわかりいただけたかと思います。

コラーゲンの種類とそれぞれの特徴や効果を知っておくことで、どんな商品を購入するのが自分にとって効果的なのかを把握できるのです。

より美しく健康な体を手に入れるためにも、コラーゲンの種類や特徴をしっかりと理解しておきましょう。